Bさんのマイストーリー

Q1ヒロゲシュトとの出会いについて教えて下さい。もし可能であれば悩んでいた事等も。

結婚して家庭を持ってから、昔から自分の中にあるドロっとした感覚の感情が、子育てに影響するのが怖くて、自分自身を変えたかった時に、ヒロゲシュトの前の会に参加したのが始まりです。それからひろさんの会に、期間が空くこともありますが、定期的に通い続けています。

Q2  ヒロゲシュトと出会って何か変わった事は有りますか。

幼い頃父を亡くし、父不在の3人家族。思い出が無いからか、父の存在が不確かで、自分自身がなぜ生まれてきたのか、生まれてきてよかったのか、心に穴が空いていて、体は宙に浮いたような感覚でした。ワークでは小さい頃に持っていた怒りや寂しさを、思い起こし、それからは思い出すというより湧いてきて、そして、よくフリーズして苦しくなって。苦しくてもその感情と一緒に居続ける事で、少しずつ自分を知る事ができたと思います。父の存在、自分がここに存在するのをしっかりと感じること。地に足を着けて、しっかり自分の足で立てていることを、ヒロゲシュトに参加してきて、ワークを重ねて、実感できるようになりました。家族に問題が起きた時も、自分を見てきたから、家族の状態、気持ちを見ることができ、時には話し合い、ぶつかることもありましたが、真剣に向き合う事ができたと思います。

Q3  印象的なワーク(ゲシュタルト療法体験)は有りますか

ワークを重ねて父の存在が実感できて、私の原家族の四人家族、四角形になった時のワークは嬉しかったです。4人で食卓を囲んで幸せでした。それから、写真の中の父は確かにこの世に生きていて、色んな人に愛されていたこと、自分たちを愛してくれてたことを心から感じることができました。そして、母が自分達を守ってくれたから今があることに気づきました。感情を出さない母にずっと片思いの気持ちでしたが、過去、現在を母と語る事ができて、気持ちが通じて両思いになれた感覚でいます。

その時期、ワークでよく「一緒に」というワードを言っていたのを思い出しました。家族が四角形になったワークをしてから、原家族でしたかった「一緒に」を体験できたことで、執着から放たれたんだと思います。それから、今の家族の「一緒に」を模索してきました。その時期はヒロゲシュトには1年くらい通わずに、今の家族をただ観察していた時期だと思います。常に一緒でなくても、自分がいっぱいいっぱいの時は支えてくれて、自分に余裕がある時は、家族の為にと意識を置く。「これでいい、これがいい」と思えています。現在進行形です。

Q4  当時のご自身のように、今悩んでいる方にメッセージはありますか。

ゲシュタルトに出会ってなければ自分は今頃どんな人生を送っていたのだろうと思います。呼吸の浅い深いも、体の緊張も弛緩も、自分の状態も分からずに。ガチガチの頭と体と心で、色んな事に気がつかずに、生きづらさを感じながら生きていたのではと想像します。幸せな事にも気がつかなかったかもしれません。自分に何が大事かを選択できずにいたかもしれません。

ヒロゲシュトは自分の気持ちが出せる安全な場所。自分のための時間。そして、どんな時でも優しく、誠実に寄り添ってくれるひろさん。グループワークでは、その場で一緒に居る仲間の存在はとても大きいですよ。